2-7.不動産契約トラブルを防ぐ
不動産というとトラブルを心配するという方もいます。
たしかに、不動産は大きな売り物・買い物ですからトラブルがないとは言い切れません。
ここでは不動産トラブルの例を挙げて、トラブルを未然に防ぐ参考にしていただけるような事例をご紹介します。
■一戸建て住宅の前の道路は?
Aさんが一戸建て住宅を購入したとき、住宅の前の道路は公道(市道)だと不動産業者から説明されていました。
ある大雨の日、道路側から大量の雨水が住宅に流れてきたため、Aさんは市役所に対策をお願いしに行きました。ところが市側からは、その道は私道なので対応できないという返答だったのです。
私道を公道と説明した不動産業者は、20日間の業務停止処分を受けました。
■新築マンションの浸水被害
Bさんは不動産業者から、新築マンションの部屋を購入しました。
ところが、数回にわたってマンションの部屋は床上浸水の被害を受けたのです。
その原因は、基礎工事や構造計算に問題があるとBさんは契約解除を求めました。
裁判ののち、このマンションは瑕疵担保責任によって契約解除が可能という判決が出されました。
■自殺物件の中古住宅
Cさんは不動産業者から中古住宅を購入しました。
引き渡しを受けて入居したあとに、その住宅でかつて自殺した人がいることが分かったのです。
Cさんは自殺物件なら購入しなかった、説明がなかったとして不動産業者に損害賠償を要求しました。
業者からは、媒介手数料の数十万円を返還したいと申し出がありました。
結果的に、不動産業者はCさんに解決金80万円を支払って和解となりました。